こんばんは♫ ヒロのしんです。
八月に入りました。
受験生のいるお家は、落ち着かない夏を過ごしているころやと思います。
今日は、その少し先の話を書きます。
あれは二月の、なんでもない夜でした。
僕は台所で洗い物をしていました。
背中のほうでは、ご飯を食べ終わった息子たちが、テレビを見ながら喋っています。
番組では、家族の会話時間について、そんな話をしていたんやと思います。
そのとき、弟くんが言いました。
「うちは普通に会話してるな」
「毎日15分以上は平気でしてるやん」
手が止まりました。
聞き耳を立てたまま、なぜだか目頭が熱くなってきたんです。
僕は、特別なことをしてきたつもりはありません。
気の利いた助言をした覚えもありません。
毎朝、弁当をつくりながら、
「今日、何時に帰る?」
「弁当いる?」
そんなことを聞いていただけです。
ご飯を食べながら、学校のことを聞く。
テストが返ってきたら、難しかったなと話す。
本当に、それくらいでした。
それを、あの子は「会話している家」だと思ってくれていた。
洗い物をしながら、その言葉を何度も頭の中で繰り返していました。
思い返すと、ひとつだけ、意識して変えたことがあります。
弟くんが受験生だった夏、僕は自分のスマホの電源を切りました。
子どもに勉強させるためではありません。
まず、自分が静かになろうと思ったんです。
食事が終わったらテレビを消す。
スマホを置く。
僕は本を読む。
すると、そのうち弟くんもリビングに参考書を持ってきて、勉強するようになりました。
でも、あのときの僕には、それが正解だったのか分かりませんでした。
子どもとの距離も、声のかけ方も、これでいいのか分からない。
それでも数年後。
「うちは普通に会話してるな」
その言葉が、台所に立つ僕の背中に届きました。
ほんまに、嬉しかった。
そう思ってくれてたんや、と。
あの夏にやっていたことは、間違いではなかったのかもしれない。
いまは、そう思っています。
男三人。
何気ない会話でも笑える。
いつまでも、そんな関係でいられたらいいなと思った夜でした。
もしよかったら、聞かせてください。
子育てをしていて、
「あのときのことは、これでよかったんやな」
と、あとになって思えた瞬間はありますか。
短い一言でも大丈夫です。
このメールに返信してもらえたら、嬉しいです。
それと、あの受験の夏に僕がやったことは、noteのほうに書きました。
スマホを置いたこと。
高校を自分で見に行かせたこと。
返ってきたテストを僕も解いてみたこと。
そして、ご飯の時間のこと。
同じ夏を過ごしている方の参考になるところがあればと思い、まとめています。
note【ヒロのしん|ことばを紡ぐ人】はこちら👇
この夏が、少しでも穏やかな時間になりますように。
それでは、また。
ヒロのしん




Thank you for sharing the appreciation that we can unplug our devices and enjoy the life around us.
I taught high school for 40 years. I’m still amazed students will sit next to each other on their phones, never making eye contact, never interacting, and missing the world around them.
特にこれと言ってないのだけれど、小学校のころ近くの喫茶店が、夜になるとバータイムになったころ、二人でお店に行ったことを思い出しました。確かこんな世界もあることを知ってほしかったと思います