あなたの「始まりの場所」は、どこですか
あなたには、ありますか。
「自分の人生は、あそこから始まった」
そう感じる場所が。
駅でも。
橋でも。
教室でも。
通学路でも。
昔よく通った商店街でも。
理屈ではなく、記憶の中で何度でも帰っていく、自分だけの場所が。
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不思議なもので、「始まりの場所」というのは、何か劇的な事件が起きた場所とは限りません。
むしろ、何でもない日常の場所であることのほうが多い気がします。
毎日通っていた場所。
見慣れていた景色。
当たり前すぎて、立ち止まって見ることもなかった場所。
その頃には、そこが自分の「始まり」だなんて、思いもしません。
始まりは、たいてい、過ぎてからしか気づけないのだと思います。
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僕にとってのその場所は、JR吹田駅です。
1994年。
僕はこの駅から、大学に通っていました。
ホームに立って、向かいの混みあったホームを眺める。
ラッシュを過ぎた、少し空いた電車に乗り込む。
カセットウォークマンのイヤホンを耳にさす。
あとは乗り換えの駅まで、窓の外を眺めているだけ。
何でもない朝でした。
どこにでもある、当たり前の朝でした。
そして僕は、その当たり前が、この先もずっと続くと信じて疑っていませんでした。
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でも、今になって振り返ると、わかります。
あの駅から、いろんなものが静かに始まっていました。
すでにnoteとTALESで公開している『うたた寝列車』。
その主人公である神足新も、たぶん同じ駅から、ある朝、何も知らずに電車へ乗り込みました。
その車内で、自分の人生をまるごと変えてしまう出会いが待っていることも知らずに。
そして、僕自身の人生のいくつもの分かれ道も、振り返れば、あの改札の内側から始まっていました。
当時は、何も知りませんでした。
ただ、当たり前の朝を、当たり前に過ごしていただけです。
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「始まりの場所」というのは、きっと、当たり前が当たり前でなくなったときに、初めてそう呼べるようになるのだと思います。
失って、はじめてわかるものがあります。
過ぎて、はじめて名前がつく時間があります。
その場所にいた頃の自分は、何もわかっていません。
けれど、何年も経ってからふと振り返ると、
「ああ、あそこから始まっていたんだ」
と思うことがあります。
だから僕たちは、自分の「始まりの場所」を、いつも少し遅れて、愛おしく思い出すのかもしれません。
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その駅には、ここには書ききれない、もう少し個人的な記憶もあります。
そこで始まった物語のこと。
新という人物の出発点に、僕自身の記憶が少しだけ混ざっていること。
そして、信じて疑わなかった「当たり前」が、ある朝とつぜん止まってしまったこと。
その話は、メンバーシップ「深夜0時の控室」に置いてきました。
🔖 すべては、あの駅から始まっていた
——『うたた寝列車』、新が乗り込んだ駅のこと
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最初の問いに戻ります。
あなたの「始まりの場所」は、どこですか。
何も知らずに通り過ぎていた場所。
その時は、ただの日常だった場所。
でも今になって、
「あそこから始まっていた」と思える場所。
もしよかったら、コメントでそっと教えてください。
駅でも、橋でも、教室でも、通学路でもかまいません。
あなたの中に残っている、ひとつの場所の話を、僕は聞いてみたいです。




始まりの場所…どこだろう?と考えて思い浮かんだのが、子供の頃の自分の部屋の窓辺でした。
そこで音楽を聴いたり、窓から見える一面の緑を見たり、夢を思い描いたり。
その家が今はもうないので、いまでも時々思い出します☺️
始まりの場所…🌸
考えたこともなかったですが
ストーカーから逃げて
北海道から九州に引っ越した時に
カーテンを開けても誰にも
見られない!
自由に歩くことができる!って感じた
あの朝だなぁって思いました🌸